薄毛治療・円形脱毛・AGA・発毛等用語集「さ行」

産後脱毛症(さんごだつもうしょう)

産後脱毛症(分娩後脱毛症)とは、出産後にみられる脱毛症のことで、産後に体験する方が多い脱毛症です。
症状としては出産後、一時的に抜け毛が多くなったり、髪が痩せる等して髪が薄くなったのではと感じます。
産後脱毛症の主な原因は、妊娠中に髪に必要な栄養素が胎児に取られてしまう事や、
出産前に女性ホルモンの一種であるエストロゲンが非常に増加する為だと考えられています。
また、エストロゲンには成長期毛の寿命をのばす作用があり、毛髪サイクルの中で、
エストロゲンによって毛髪の成長期が延長していたところ、産後、毛髪サイクルが一気に成長期から休止期に
移行してしまうため産後脱毛が起こると考えられています。
ある程度の脱毛を伴った場合でも、女性ホルモンのバランスが正常に戻る産後6ヶ月から1年くらいの期間で徐々に回復します。
しかし、その回復度合いには個人差があり、また産後のストレスなどが重なってしまうと抜け毛が止まらず、
ひどい場合はそのまま円形脱毛症を併発してしまう場合もあります。
また、高齢出産などで体力の回復が遅い場合も自然回復しにくいと言われています。

紫外線(しがいせん)

紫色より短い波長の光。日焼け等を起こさせたり、殺菌作用もある。また、皮膚癌や白内障を誘発する恐れがある。

ジェネリック薬(じぇねりっくやく)

後発医薬品のこと。後発医薬品は、正規品の特許が切れた場合、その有効成分を元に、
安価なものを製造販売できるというもの。
特許に対しての法が整備されていない「インド」などでは、ED薬やAGA薬なども、
その主成分を使用し、安価に製造販売されています。

DHT(ジヒドロテストステロン)

男性ホルモン(テストステロン)が、5α-リダクターゼと結合し、変化したもの。

若年性脱毛症(じゃくねんせいだつもうしょう)

男性型脱毛症(AGA)の一つで、20代~30代で発生する。規則的な生活習慣やメンタル面でのケアなど、
基本的な対策で症状を抑制できる可能性が高いですが、内臓系の疾患など他の病気になっている危険もあるため、
専門医に相談する必要があります。遺伝や男性ホルモンが深く関わっていると言われるが、はっきりとした原因はまだ分かっていません。

女性型脱毛症(じょせいがただつもうしょう)

男性の脱毛症は前頭部から薄くなるのが一般的なのに対し、 女性の場合は一般的には頭髪全体が均一に薄くなるのが特徴です。
出産後や急激なダイエットによる女性ホルモンの減少なども原因として考えられます。
詳細は沖縄頭髪クリニック「女性の薄毛」ページも併せてご確認下さい。

女性ホルモン(じょせいほるもん)

女性特有の体型や身体のリズムを司るホルモンのこと。卵巣内の卵胞から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、
黄体化ホルモンの刺激により卵巣の黄体から分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」がある。
毛髪においては、髪を発達させ毛髪の成長期を持続させる働きがある。
詳細は沖縄頭髪クリニック「女性の薄毛」ページも併せてご確認下さい。

脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)

頭皮に皮脂腺から過剰に皮脂が出ることにより、毛穴が塞がり炎症を起こしたり、
毛穴から細菌が侵入して毛母細胞にダメージを与えることで抜け毛を起こす脱毛症。
抜けた毛根の先に白い皮脂が付着していることが多い。

植毛(しょくもう)

頭皮に直接、人毛または人工毛髪を植えていく手法。植毛後、頭皮に定着するまでの1週間程度の間は、
入浴や運動などができない。定着すると2年ほどは持つが抜けてしまうこともあり、
人によっては拒絶反応を起こし炎症を起こすこともある。

女性の薄毛(じょせいのうすげ)

加齢による薄毛に加え、最近急増しているのは20代後半位から見られる若年層の女性の薄毛です。
中高年男性の悩みとして取り上げられていた薄毛や細毛、抜け毛も、最近では女性ホルモンで守られているはずの女性や
10代後半からの男性など、性別、年齢を問わず急速に増えてしまっています。
女性の薄毛の原因として、和食から欧米食への食生活変化による栄養の偏りや、ストレス、ダイエット、不眠など、
変化の激しい現代社会における生活環境、間違ったヘアケアなどが影響していることが考えられます。

女性の抜け毛(じょせいのぬけげ)

産後脱毛や医薬品による副作用、リバウンド等が原因のものが多くありましたが、男性と同じように原因や要因が分らない薄毛、
脱毛が増えてきました。そのため女性の抜け毛は近年増加の一途を辿り、女性でも若い年齢から髪に張りがない、
一本一本の髪の毛が細いなど、薄毛、脱毛に悩む事も珍しくありません。これら男性型脱毛症と同じ症状の増加は、
過剰なダイエットや社会環境の変化によって、女性が様々なストレスにされるケースが増えてきたことも要因の一つと考えられています。

スカルプケア(すかるぷけあ)

ヘアケアは従来髪の毛のケアをするという概念でできた言葉でしたが、スカルプケアは頭皮(頭全体)のケアという意味で
育毛などに概念的には近い形で使われています。
具体的には頭皮の洗浄やマッサージなどはヘアケアのカテゴリに入りづらかったものが、スカルプケアに含まれる場合が多いといえます。

壮年性脱毛症(そうねんせいだつもうしょう)

男性型脱毛症の一種。症状としては、前頭部から頭頂部にかけてびまん性に脱毛したり、
前頭部が後退していくことが特徴となっています。原因としては遺伝やストレス、ホルモンバランスなど諸説ありますが
確定的な説は未だにないのが現状です。

増毛法(ぞうもうほう)

薄毛治療や脱毛症対策の為に開発された技術で、人口的に髪の量を増やす方法。
自毛の根元に複数の人工頭髪を結びつけて髪の量を自然に増やしたように見せる方法や、
透湿性の皮膜に人工頭髪をつけ頭皮に直接貼り付ける方法などがある。メリットは、取り付ければ一定の期間、
増毛によるヘアスタイリングを楽しめ実年齢より若く見えることがあること。見た目も分かりにくいため、
周りの目を気にすることがない点でも優れている。デメリットとしては、放置して元に戻るタイプ以外、
一定の期間が過ぎるとメンテナンスが必要な点が上げられる。

増毛剤(ぞうもうざい)

頭髪が薄くなりやすい髪の分け目、生え際、白髪などの気になる部分に細かな繊維や微粒子を振りかけ、
薄毛にボリューム感があるように見せる、頭髪の着色剤のこと。素早くボリューム感のある黒髪にセットすることも可能で、
洗髪時にシャンプーで簡単に洗い流すことができる。

薄毛治療・円形脱毛・AGA・発毛等用語集「た行」

多汗症(たかんしょう)

汗を異常にかいてしまい状況によっては日常生活に支障をきたす場合がある状態のこと。日本人の約5%が多汗症といわれています。
同じ汗の病気のため、ワキガと混同されることがありますが、異なる疾患です。体には約400万個の汗腺があるといわれており、
そのうち100万個が主にワキガに関係するアポクリン腺、残りの300万個が主に多汗症の原因となるエクリン腺で、
自律神経(交感神経)に支配されています。普通、多汗症とはエクリン腺から分泌される汗の量が多い場合をいいますが、
アポクリン腺も含めて汗の分泌量が多いものを多汗症といいます。

脱毛症(だつもうしょう)

毛が抜けて毛の数が少なくなる状態。大きくは「毛の脱落によるもの」と「軟化毛によるもの」に分けられます。
代表的な脱毛症としては、前者には「円形脱毛症」「抜毛癖」、後者には「男性型脱毛症」
「壮年性脱毛症(高齢で頭髪が薄くなる状態)」が挙げられます。

男性型脱毛症(だんせいがただつもうしょう)

髪の毛が細くなり、抜け毛が増えてしまい前頭部の生え際が後退したり、頭頂部などが薄くなる脱毛症。別名AGA。
何らかの原因で男性ホルモンが毛母細胞の活動を妨げてしまい、タンパク質の合成を阻害することで脱毛を起こすという説と、
遺伝による説がある。思春期後~30代までを「若年性脱毛症」、40~50代までを「壮年期脱毛症」として区別することもできる。
詳しくは沖縄頭髪クリニックの「男性のAGA」ページもご覧下さい。

男性ホルモン(だんせいほるもん)

髭や体毛を濃くする働きや、男らしい体型を作るために体内で生成されるホルモン。
皮脂腺から分泌される酵素とテストステロンが結合すると変化を起こしてしまい、頭髪の成長を制御してしまう働きがある。

男性ホルモンレセプター(だんせいほるもんれせぷたー)

男性ホルモンレセプターとは、男性ホルモンを受ける受容体のことで、毛乳頭細胞内に存在しており、
DHT(脱毛ホルモン)と結合することで、髪の毛を造る細胞(毛母細胞)に、「髪の毛を生やすな~!」という指令をだします。
これがAGAの脱毛の原因です。男性ホルモンレセプターが多く存在しているほどハゲやすい部分だということがいえます。
男性ホルモンレセプターは、すべての毛に存在しているわけではなく、多く存在するところ、少ないところ・全くないところが存在します。

・男性ホルモンレセプターが多いところ・・・前頭部・頭頂部
・男性ホルモンレセプターが少ないところ・・・ヒゲ・わき毛
・男性ホルモンレセプターがないところ・・・後頭部

後頭部には男性ホルモンレセプターが存在しないため、AGAにより脱毛しないのです。
これを男性ホルモン感受性がないという表現をします。AGAの遺伝子検査というものがありますが、この検査項目の中には、
男性ホルモン感受性の強さ、男性ホルモンレセプターの数を検査することで、AGAの可能性を探ります。

中毒性脱毛症(ちゅうどくせいだつもうしょう)

肉体的・精神的ストレスが原因で起こる脱毛の一種。一般的には、長くは続かない脱毛の種類であり一時的な脱毛症なので、
鬘を使用することが多い。

t-フラバノン【サクセスバイタルチャージ薬用育毛剤】

『サクセス』という育毛剤のCMを見たことがありますでしょうか?おそらく市販の育毛剤の中では、最も知名度が高いように思います。
このサクセスに含まれている育毛有効成分がt-フラバノンです。t-フラバノンという成分は、花王が独自に開発した成分で、
「アスチルビン」という生薬が毛母細胞の増殖促進作用を持つということに着目し、この成分を元に化学的に合成したのがt-フラバノンです。
t-フラバノンは、髪を造る毛母細胞の増殖を促し、髪を太く長く育て、抜けにくくコシのある髪にするという効果があるとされています。
作用の仕方は、薄毛が進行した毛乳頭細胞からは、TGF-βというたんぱく質が産生されます。
このたんぱく質が産生されると、ヘアサイクルが乱れ成長期が短くなり、髪の毛が弱くなり脱毛します。
t-フラバノンはこのTGF-βを抑制する効果があるので、正常なヘアサイクルが維持できるというものです。
花王が行った臨床試験によると、AGAに悩む20~50代の男性131名を対象に、1日2回を30週間続けてもらったところ、
75%の被験者で効果があったそうです。t-フラバノンは、日本皮膚科学会がAGAの治療として用いることは、
C1 = 行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がないと評価しています。
そのため、真剣にAGAの治療をしたいのであれば、これを使う前に日本皮膚科学会が最高Aランクに評価しているミノキシジルを
使用するべきだと考えます。

デュタステリド(でゅたすてりど))

AGA治療薬の一つで、クリニック等でも処方されるもの。有効成分「デュタステリド」は、Ⅰ型・Ⅱ型両方の5α-リダクターゼを
抑制する働きを持ち、フィナステリド系よりも強力とされる。

頭皮と整髪料(とうひとせいはつりょう)

頭皮と整髪料の関係は、自分の髪と頭皮にあっている整髪料を正しく使い、しっかり洗い落とせばれ良い関係になります。
しかし、整髪料が抜け毛や薄毛の原因になっていることも多々あります。
整髪料には、アレルギーや頭皮の炎症を引き起こす可能性がある合成界面活性剤が含まれています。
また、整髪料は頭髪を固めたりサラサラの頭髪にするために、頭髪にしっかり残留する特性があります。
そのため、整髪料の合成界面活性剤が、頭皮の毛穴や毛根周辺に浸透して少しずつダメージを与えることで頭皮環境を悪化させ、
薄毛や脱毛を促進してしまうのです。また、整髪料をつけた髪には、空気中のゴミやホコリが付着しやすくなります。
頭皮から出た皮脂と空気中の埃が頭皮の毛穴を詰まらせ、髪が抜けやすくなってしまうのです。育毛や発毛のためにも、
整髪料を使う時は少しずつ頭皮や髪の根元は避けて髪の表面につけましょう。整髪料をつけている時間を短くするのも頭皮ケアの一つ。
付けた後は、徹底的にシャンプーをして、さっぱりと落とす事が大切です。整髪料をつけたまま就寝するのは髪と頭皮にダメージを与えます。
また、髪をしっかり固めるハードタイプの類は育毛の為にも控えましょう。

頭皮のかゆみ(とうひのかゆみ)

頭皮のかゆみは汗や汚れが刺激となって起こる場合や脂漏性湿疹によって起こる場合、ストレス等様々な理由が考えられます。
例えば、季節によっても影響が出てきます。夏には頭皮が汗をかきやすいですし、秋口から冬にかけては空気が乾燥してしまう為、
頭皮も乾燥するなどと言った具合です。頭皮の痒みを止める為にはフケや痒みに効果ある成分や消炎剤の含まれているシャンプーが効果的です。

頭皮の洗浄(とうひのせんじょう)

一般的にはシャンプーを使い、頭皮(地肌)を指の腹でマッサージして洗うことが適切と言えます。
頭皮は日々、汗や埃、頭皮の角質細胞(フケ)で毛穴が汚れてしまう部分ですので、
2・3日に一度は頭皮の洗浄を心がけるようにする必要がございます。
頭皮のケアは頭皮の臭いや抜け毛にも影響を及ぼしますのでとても大切です。
また、洗い残しなどはトラブルの原因にもなりますので正しい頭皮の洗浄方法を学びましょう。

頭皮の臭い(とうひのにおい)

肉類などの動物性脂肪中心の食事をたくさん取る事によって、皮脂腺から多く分泌される飽和脂肪酸という皮脂が原因で発生します。
特に強い臭いを発生させる頭皮の臭いは、カビの一種の常在真菌が皮脂を脂肪酸に分解する時に発生します。
これはフケ等を栄養とし更に繁殖します。対策としては主食を日本食に変える、フケの原因やカビの種類を皮膚科で調べてもらい、
効果的な成分を含んだシャンプーを使用する事等で改善するといわれています。

頭皮マッサージ(とうひまっさーじ)

頭皮の緊張をほぐし、頭皮を柔らかくし、血流も促進します。毛穴の汚れを落とし、体内の老廃物を出すというデトックス効果もあります。

頭皮ケア(とうひけあ)

シャンプーや食事、運動等で頭皮を健やかにすること。抜け毛等を防ぐ為には、毎日行うのがよい。

トリートメント(とりーとめんと)

キューティクルを整え、滑らかな髪を保つ効能がある。また、痛んだ頭髪に染み込み、内部から補修、表面をコーティングして保護する働きもある。

薄毛治療・円形脱毛・AGA・発毛等用語集「な行」

抜け毛(ぬけげ)

頭皮から抜けた頭髪。通常のヘアサイクルを終えると自然と抜け毛は起こる。
ヘアサイクルが乱れてしまい頭髪の成長が妨げられると、多量に抜け毛が起こり脱毛症となってしまう。

抜け毛予防(ぬけげよぼう)

抜け毛には様々な要因や個人の生活環境、食生活が関係するとされている。頭皮を清潔に保ち、規則正しい生活を送ることで、
健康な髪が育ち抜け毛の予防に効果がある。

抜け毛の原因(ぬけげのげんいん)

抜け毛の原因とは自然脱毛以外には壮年性脱毛症(男性型脱毛症)、脂漏性脱毛症、病気、その他(過度な減量・・・)などが挙げられます。
髪の毛は再生能力に非常に優れていますが、ストレスに弱いなどからも判断できるように繊細な臓器でもあるため、
喫煙、夜更かし、暴飲暴食、肉類中心の栄養の偏った食事、運動不足、遺伝的要因、加齢、皮膚の炎症、薬の副作用など
様々な事が抜け毛の原因となり異常脱毛を引き起こしてしまいます。

薄毛治療・円形脱毛・AGA・発毛等用語集「は行」

HARG(ハーグ)療法(はーぐりょうほう)

毛髪再生医療の一つ。ヒト幹細胞から抽出した栄養素を、直接頭皮に注入する医療行為。

ハミルトン・ノーウッド分類

J・BハミルトンとOT・ノーウッドが考えだし、男性型脱毛症の進行を段階的に分けた表。
日本では、コレに多少手心が加えられた「高島分類」を使用することが多い。

ハゲの遺伝(はげのいでん)

一般的にハゲになる要因を持った遺伝子が親から子へと受け継がれる事。現在、親子で薄毛になっていくパターンが
増えている事は良く知られていますが、ハゲになる要因自体は単独の遺伝子や複数の遺伝子の組み合わせで起こる可能性など、
すべてが解明されている訳ではありません。生活環境における複数の要因や体質も影響する場合もあり、
100%遺伝するとは限らないようです。

ハゲの治療(はげちりょう)

抜け毛が多い、毛が細くなった、毛が伸びない 、地肌が透けて見える、髪のセットが大変になった、
頭皮が脂っぽいなどの症状を改善する治療のことをいいます。全ての患者に必ず効くハゲの治療方法はまだ確立されていませんが、
生活環境(食生活・睡眠不足・ストレス)や遺伝的な要素(男性ホルモンバランス)などハゲになる複数の要因を改善することにより、
男性型脱毛症の進行を遅らせる事ができると言われています。ここ最近で最も注目浴びているハゲの治療方法としては、
飲む育毛剤とも言われるプロペシアの服用が有名です。

発毛(はつもう)

抜けた髪が再び生え始める事。またそれを人為的に促すこと。
なお「育毛」は、今生えている毛髪を育てたり抜け毛を減らすことを言います。

発毛治療(はつもうちりょう)

失ってしまった髪の毛を生やすための治療行為。脱毛の原因を検査した上で、個々にあった薬剤などを処方して、
医学的に髪の毛を生やす為の行為を行います。近年では専用の発毛医院等も多くあります。

瘢痕性脱毛症(はんこんせいだつもうしょう)

皮膚が火傷や外傷などで損傷を受け、その損傷で頭皮に瘢痕化して脱毛すること。
他にも癌や真菌による感染等でも瘢痕化が起こり得る。一旦、皮膚が瘢痕化されるとそこには毛母細胞が存在しなくなり、
髪の再生は不可能となってしまう。

びまん性脱毛症(びまんせいだつもうしょう)

頭の広い範囲に均等に毛が抜けて薄くなる症状。特に頭頂部の皮膚が透けて見えるようになるのが特徴で、
歳を重ねた女性に多くみられる。ストレスや過激なダイエット、遺伝等が要因と考えられている。

5α-リダクターゼ

男性ホルモンであるテストステロンが、血中で細胞内に入ると、5α-リダクターゼ酵素によって、
DHT(ジヒドロテストステロン)へ変わり、男性ホルモンレセプターと結合し、毛根(毛包)に置いて、
男性型脱毛症を誘発、Ⅰ型とⅡ型に分けられる。

フィナステリド(ふぃなすてりど))

AGA治療薬として有名で、育毛サロンやクリニックなどでも処方される薬の成分。
Ⅱ型・5α-リダクターゼを抑制するもので、「プロペシア」などが有名。

プロペシア(フィナステリド)

一昔前は、薄毛やハゲというのは、加齢に伴う老化現象として
仕方のないものとしてあきらめられていましたが、2005年に登場した
男性型脱毛症治療薬:プロペシアにより、状況は大きく変わりました。
AGAによる薄毛やハゲというのは、5α-リダクターゼという酵素によって、
男性ホルモン(テストステロン)が脱毛ホルモン(DHT)に変換されることにより、
薄毛が進行します。
プロペシアにはフィナステリドという成分がふくまれていますが、
このフィナステリドは、5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。
つまり、プロペシアを服用することで、フィナステリドが5α-リダクターゼを阻害するので、
男性ホルモンが脱毛ホルモンに変換されることを防ぎ、薄毛の進行を食い止める効果があるのです。
これが今のAGA治療の基本です。
ちなみに、フィナステリドは日本皮膚科学会が、ミノキシジルと並ぶ薄毛治療の最高Aランクと
評価しています。

ヘアサイクル(へあさいくる)

頭髪は一定の期間が経過すると自然に抜け落ちてしまい、また抜け落ちたのと同じ場所から再度新しく生えてきます。
この一連の繰り返しのことをいいます。成長期、退行期、休止期があり、一般に「ハゲ」と言われる状態は、
休止期のまま止まってしまった状態のことを言います。

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